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(3)適応性(模倣反射と探究反射)
適応性も本性のひとつである。これは「模倣反射」と「探究反射」に分けて考えることが多いが、前者はそのエネルギーによって「マネをしたい」という欲求になり、後者は「知りたい」という探究欲になって、そのような行動をとらせることになる。
ヒヨコがくちばしで土をつついてエサを探しているのは、この適応性による行動だが、この場合、マネをしようというエネルギーはあっても、そのしぐさをしているモデルがいなければ、そのような行動はとらない。
親鳥がヒヨコのそばで土をつついている。ヒヨコには先天的に適応性という力がそなわっており、マネをしたいという欲求があるから、親の行動を見て同じように土をつつくしぐさをする。その結果、エサを得て生存が可能になる。つまり、外界の社会に対して適応していくのである。
人間の子どもも生まれつき適応性という本性をそなえていて、まわりにいる人間の行動を模倣する。這っていた乳児が、やがて二本足で立ち上がろうとすることさえ「マネをしたい」という本性エネルギーのなせるワザである。
そのため、近くに立って歩いているモデルがいなければ、マネをしたくてもできないということになってしまう。
野生の少年が四つん這いで走り回っていたのは、そばにいたであろうモデルが四つ足で走っていたためである。
「知りたい」という探究反射による欲求も、あらゆる動物が先天的にそなえている。探究反射のエネルギーによって術を獲得しなければ、その社会に適応できず、従って生存できない。
子どもはマネをし、知るという欲求が満たされたとき、本性的「快」を得て、さらにそのエネルギーは発露される。快いことは更にやり続けるというのが、あらゆる動物に共通している本質だからである。(本性的快を求める行動)
子どもたちの遊びの場で、この適応性は存分に発揮される。
先輩の遊びを模倣し、新しい遊びを知るとき、本性的に「快」を得て、さらに新しい遊びや集団の対応の仕方を覚え、その社会に適応していくことになる。 |
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